弁護士桑原和也の解決事例一覧
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有責配偶者からの離婚請求事例
Xさん(50代)は、長年にわたり別居している妻(50代)と離婚して、不倫相手と再婚したいと考えていました。
しかし、妻は、感情的な性格であり、当事者同士で離婚の話し合いをすることができない状況でした。
私達は、実体のない夫婦関係を維持することが妻にとっても意味がないこと、提案している離婚条件が相当なものであることなど、妻を粘り強く説得をした結果、依頼を受けてから約半年後に、協議離婚が成立しました。 -
財産分与等の金額を大幅減額できた事例
Sさん(50代)は、妻(40代)から、離婚を請求され、それと付随して慰謝料と財産分与あわせて約2000万円の支払いを請求されていました。
Sさんは、離婚自体はかまわないと考えていましたが、離婚に至る過程や財産分与に関して、妻に反論したいと考えていました。
そして、Sさんは、弁護士をつけずに離婚調停に臨みましたが、上手く言いたいことが伝えられなかったこと、調停委員が自分の言い分に耳を傾けてくれなかったことから、大変悔しい思いをしていました。
私達は、離婚訴訟の段階で代理人に選任され、裁判所で、Sさんが調停で伝えたかった離婚に至った本当の経緯や、不貞の事実が存在しないこと、相手方の主張する財産の一部が共有財産ではないことなどを主張しました。
その結果、Sが財産分与も含め解決金として750万円を負担することで決着しました。 -
DV夫に対する離婚請求事例
Aさん(40代)は、長年にわたり夫からDVを受けていました。
Aさんは、離婚するつもりで、住んでいたアパートから1人娘(高校生)を連れて逃げ出し、別居しました。
その後、Aさんは、住居を知られないようにしながら、親族を通じて、離婚を求めました。
しかし、夫は、「離婚には一切応じない。」「裁判所からの呼び出しにも応じるつもりはない。」と離婚協議を拒否しました。
また、夫は、Aさんの職場に対して、お金を無心したり、自殺をほのめかす等嫌がらせの電話をかけたりしていました。
私達は、夫がAさんの住所を知らなかったこと、別居から1年以上経過していたけれど、職場や娘の高校に押しかける等の行動はとっていなかったことから、保護命令の申立てはしませんでしたが、警察にお願いをして、Aさんの住居付近のパトロールを強化してもらいました。
また、私達は、Aさんの住所がばれないように配慮しつつ、速やかに離婚調停の申立・離婚訴訟の提起を行いました。
夫は裁判所に一度来ることはありませんでしたが、無事、離婚と慰謝料の支払いを認める判決を獲得しました。 -
不貞行為の慰謝料請求と離婚が関係している事例(Bさん)
Bさん(50代)は、一方的に別居した夫から離婚を求められ、夫の弁護士から離婚訴訟が提起された状態で、私たちのところに相談に来ました。
そこで、離婚訴訟をBさんの代理人として受任するとともに、真の離婚原因は夫の不貞行為であったことから、夫の不貞行為相手に慰謝料請求訴訟を提起しました。
当初、Bさんは絶対に離婚しないと言っていましたが、次第に気持ちが変化し、離婚も視野にいれるようになってきました。
最終的には、Bさんの生活を考慮し、不動産と相当金額の解決金を取得する内容(一部支払は不貞相手も連帯で責任を負う内容)で、離婚が成立しました。